CHANSON / 歌
Jesus, tu sais chaque feuille イエス、君は知っているだろう 木の葉の一枚一枚が
Qui verdira la foret, 森を緑に変えること
La racine en terre, seule, 大地を這う根、それだけが、
Qui devore son secret, 秘密をむさぼっていることを、
La terreur de l'ephemere 夜の接近に伴う
A l'approche de la nuit, 束の間の恐怖を、
Et le soupir de la Terre そして無限の沈黙に響く
Dans le silence infini. 大地のため息を。
Tu peux suivre les poissons 君は水底で苦しみながらでも
Tourmentant les profondeurs, あちらこちらと動き回る
Quand ils tournent et retournent 魚たちのあとを追うこともできるし、
Et si s'arrete leur coeur. もしと言うなら息の根を止めることだってできる。
Tu fais naitre des chansons 君は歌を生みだすことだって
Si loin au-dela des mers けれどそれは幾多の海を越えたはるか遠くからなので、
Que la fille qui les chante その歌を歌う少女は
En tremble au fond de sa chair. 自らの肉体に埋もれて震えている。
Ecoutez-le bien, demain, よく聞いて、明日には、
Jesus aura oublie, イエスは忘れているだろう、
Et si s'arrete leur coeur. もしと言うなら息の根を止めることだってできる。
Tu fais naitre des chansons 君は歌を生みだすことだって
Si loin au-dela des mers けれどそれは幾多の海を越えたはるか遠くからなので、
Que la fille qui les chante その歌を歌う少女は
En tremble au fond de sa chair. 自らの肉体に埋もれて震えている。
Ecoutez-le bien, demain, よく聞いて、明日には、
Jesus aura oublie, イエスは忘れているだろう、
Ne sera qu'une statue 自分が煙突に描かれた
Peinte sur la cheminee. 偶像にすぎないことを。
以前一度あげたのですが、誤って消してしまったので再度。最後の部分の翻訳が変わっています。文法的な解釈としては今回のほうが正しいはず。シュペルヴィエルにとっても、キリスト教の存在は大きかったのでしょう。「宗教(キリスト教)とどのように向き合うか」という問いは、彼だけでなく、キリスト教圏の知識人が遅かれ早かれぶつかる問題なのでしょう。これはイスラム教圏でも同様かもしれませんね。それについては全く不案内なので、確かなことは言えませんけれど。
では、また。
Au revoir, a la prochaine fois!
ヨーロッパに行って教会を見ると、その労力に圧倒されます。 どれだけの力と信仰があれだけの建築物を作ったのか。 |
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