POINT DE FLAMME / 炎の指先
Tout le long de sa vie 長い一生を通して彼は
Il avait aime a lire 一本のろうそくをたよりにして
Avec une bougie 本を読むのが好きだった
Et souvent il passait しばしば彼は
La main dessus la flamme 炎の上に手をかざしては
Pour se persuader 確かめようとしていた
Qu'il vivait, 生きている、
Qu'il vivait. 生きているんだと。
Depuis le jour de sa mort 死んだあの日から彼は
IL tient a cote de lui 火のついたろうそくのそばに
Une bougie allumee 繋ぎ止められているけれど、
Mais garde les mains cachees. 両手は隠したままだ。
「蝋燭」は生の儚さを象徴するものとして、古くから使われている道具ですね。ここでは死後にも続く蝋燭の明かりが、より人の一生の短さを表現しているように思います。
表題ですが、炎の指先(先端の意味も)で間違いないはずですが、もしかすると、「指先の炎」の意味もあるのかもしれません。なわけで、舌先と訳したほうが炎という単語としっくりくるのですが、あえて指先と訳してみました。ま、後付けですが。
では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!
説明することはなにもない。 |
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