2012年5月17日木曜日

仏検準一級考察 ②

おはようございます。

さて、前回の続きで今回も仏検対策の勉強法を。前回2級の話ばかりだったので、今回こそ準一級の話をしますよ。

まず、準一級の問題構成から。

①名詞化、②多義語、③前置詞、④動詞、⑤長文(文章完成)、⑥長文(内容一致)、⑦長文(日本語要約)、⑧和文仏訳、となっています。配点は筆記が80点、書きとり・聞き取りが40点の計120点となっています。ちなみに、去年の合格ラインは71点、得点率59%となっています。
(合格点は大体60~70%といわれますが、おそらく準一級に関しては、80点(=66.7%)とればまず落ちることはないでしょう)

さて、基本的には前半 = 語彙に関する問題、後半 = 長文読解の構成は変わりません。大きな変化といえば⑦の要約と⑧の和文仏訳でしょう。

ここでも大切なのは語彙に関する正確な知識になります。要は、如何に単語を多く、正確に知っているか、という、実に当たり前なことです。これがないと、前半で点を落とすのはもちろんのこと、長文の読み間違いで大きな点を落とすことになりかねない。

特に準一級から出題される⑦の要約は想像以上に難しい。

まず配点が15点と高く、ここを落とすとかなり厳しい。最低でも3問中2問、10点は確実に取りたいところです。そのためには出題された長文を正確に読み、日本語に訳す(これが重要)ことが必要となります。

この要約、という作業が中々難しいんですよね。辞書で調べて、ひとつのフランス語をひとつの日本語と結び付けていると、変な日本語、意味が上手く通じない文章になることが多々あります。常日頃から仏語和訳を意識付けすることが大切といえます。

もうひとつ、⑧の和文仏訳。これも配点が14点もあります。これも普段からフランス語で書く練習をしていないとできない問題です。これに関しては、「とにかくフランス語で書く!」という作業を継続して続けるしかありません。そうすることで、自分の得意な表現ができ、また知らない表現を意識して使うことで、幅を広げることができます。

⑦、⑧の対策を簡単にまとめると、「仏文和訳」と「和文仏訳」を日常的に行うことが大切、ということになります。まったく新鮮味のない答えですが、語学に関しては地道にやる以外に上達の手段はないと思います。特に、一級合格を目指す人のように、ただ通じるだけでなく、使い分けることを目指すのならなおさらです。なんかだらだら書きましたが、次回も仏検対策をもう少し書きたいと思います。

では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!
なんか良い写真ですね。好きだ。

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