2011年6月30日木曜日

すべては泌尿器科のために

おはようございます。

パリの朝は濡れた路面から始まります。

というと聞こえがいいですが(いいか?)、実はこれ、路上のゴミを道の端に集めるために清掃車が流しているものなのです。

日本の感覚で行くと、フランス(特にパリ)は汚い、という印象を受けます。

いたるところにゴミが、吸い殻や包み紙、地下鉄の切符などが落ちています。

ほうぼうにゴミ箱を設置してあるのに・・・と思うのですが、これも習慣・文化なのでしょう(もっとも、そのゴミ箱もあふれているのを良く見かけます)。

バスの車窓から。これはキレイですね。

さて、街中ではこのピーマン型のゴミ箱と同じくらい公衆トイレを良く見かけます。

ですがこのトイレ、有料(0.20€ だったかな?)なんです!フランスに行ってこれが一番の驚きでした。

パリのトイレは有料のところが非常に多い(美術館やCafé は例外)。地方は意外とそうでもないようです。

これ、フランス人も困ってるんじゃないでしょうか?一体なにをやせ我慢しているのでしょう、排泄は洋の東西を問わず人間の性、使いたいときに自由に使えて困る人なんていないはずですが。

もしかするとこれも、昨日の伝で言えば、「泌尿器科の医者の仕事がなくならないように」 有料にしているのかもしれません。果たして真相は如何に!?

では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!
Chartres の公衆トイレ。非常にきれいで、なんと無料!お得です。

2011年6月29日水曜日

吸い殻の行方は、

おはようございます。

フランスで良くみかけるもの――大道芸人、カフェ、鳩、そして煙草。

今日は煙草について書きたいと思います。

いまや日本では非常に肩身の狭い思いをされているであろう喫煙者の方々、フランスでは屋内喫煙全面禁止の法律をあざ笑うかのように、思いっきり外で吸っています。

特に歩き煙草をしている人の数に驚かされます。老若男女、実にいろんな人があっちこっちでプカプカ燻らせています。

気になったので、駅の構内の売店で値段を調べたところ、1箱=5.5€!

1€=115円とすると、1箱=632.5円になります。毎日吸うには随分高いなぁ、というのが私の印象。


路上で良く見かける kiosque 。フランス人にとって一番身近なお店なのかな?

ちなみに私自身は煙草を吸いませんが、嫌煙家でもありません。

しかし、吸い殻のポイ捨てはいただけない。しかも、火のついたものを投げ捨てて、そのままですよ?

マナー悪いなぁと同行者と話していると、その同行者が言うには、

「でもフランスでは清掃業者の仕事がなくならないように、わざとゴミを捨てるんだって」

・・・本当でしょうか?どうも眉唾ものです。

では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!


2011年6月28日火曜日

文化教育

 
おはようございます。


引き続き文化についてのお話です。

前回の旅行同様、今回もまた各地で美術館や宗教建築を巡ったのですが、行く先々で引率された子供たちと出会いました。

一枚の絵や像の前に車座になって、先生の話に耳を傾ける。

時折先生が質問を発し、子供たちは元気よく手を挙げて、それに答える・・・のですが、間違っていると容赦なく ‘Non!’ の一言で済ませるあたり、見ているこちらのほうが心理的外傷を負ってしまいそうです。


Rouen のl'Eglise de Ste. Jeanne d'Arc にて

そういった学校ぐるみでの取り組みも素晴らしく、羨ましいと思うのですが、今回話したい文化教育は別のところ、路上の教育についてです。

たとえば、地下鉄に乗っているとトランペットを持った壮年の男が乗ってくる。

そして、唐突に『枯葉』をやりはじめるのです。

あるいは、これも地下鉄、今度は構内で、バイオリンでクラシック(曲目はわからなかった)を演奏する女性を見かける。

演奏の良し悪しは演奏中、あるいは終了後に空き缶やケースに集まった小銭の額や数によって一目瞭然というわけです。

どんな演奏が良くてどんなのが悪いのか、それを金銭の贈与という現実的な形で日々目の当たりにする――素晴らしい教育効果ではないでしょうか。


では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!

2011年6月27日月曜日

文化と寛容さ

おはようございます。今日はちゃんと文化について書こうと思います。


文化を形成するものにはいろんな要因があると思います。

気候や風土、民族、戦いの歴史などなど・・・。

様々なものから生まれた習慣や社会的慣習などを人は文化と呼んでいるのではないでしょうか。

フランスの文化的特性とはなにか?と問われれば、おそらく 寛容さ ではないかと思います。

共和国の三原則、『Liberté, Egalité, Fraternité 』(自由、平等、博愛)もそれを思わせます。


トリコロール(三色旗)とその下に書かれた三原則

*もっとも最近の移民や郊外(banlieue)問題、ロマの人々に対する政策などを見ていると、現実はなかなか難しいとも思い知らされます。

この精神が人々のあいだに根付いているからこそ、有名・無名を問わず多くの芸術家が集まり、育ったのでしょう。

ゴッホとその弟テオが一時期暮らしていた場所

Sacré‐Cœur 前の広場で行われていた人形劇











寛容の精神、それこそがフランスの誇る文化なのかもしれません。

では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!


2011年6月26日日曜日

フランスの文化と関係ないことについて

おはようございます。

いや、違うんです。ちゃんと書こうと思ってたんですよ。

ただ、友達に頼まれてFacebook のほうにアカウント登録してらブログを書くのが面倒くさくなってしまって・・・。

今のところブログの更新は、庭の草抜きの次くらいの優先順位になっています。

とりあえず写真だけチラ見せしときます。

では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!
AirFrance の機内食。もちろんそんなにおいしいものではない。


2011年6月25日土曜日

歴史と文化の国、フランス

おはようございます。

開設記念ということで、2回目の更新です。
今回フランスに行ったのも2回目のことだったので、こじつけてみました。
良いところ、悪いところ両方が見えた旅行でした。
二週間の旅行で得たフランスという国の印象を簡単にまとめるならば、

「歴史と文化の国」でしょうかね。

・・・うん。ありきたりだけど、仕方ないね。簡単にまとめたからね。

しかしそんな大仰な言葉が大げさに聞こえないのがフランスなんです。

文化大国、フランス!

って勢いだけで書いても、なんとかなりそうな感じです。

というわけで、次回はフランスの文化的側面について、少し書けたらなぁと思います。

では、おさらばです。
Au revoir, à la prochaine fois! 

すり減った石畳が歴史の厚みを語るのです。



ようやく・・・

フランスに行ってきました! 
パリの象徴、La Tour Eiffel
今年で122歳。まだまだ現役です。

いや、そんなことが言いたかったのではなくて。
やっとブログを作ったよ~、と言いたかったのです。

これから頑張って週に一度くらいは更新したいなぁと思います。無理ですかねぇ?無理だと思います。

とりあえず今週は暇なので、頑張ります。
たぶん、週に二回くらいは・・・。

これでいいじゃろ?