2012年11月13日火曜日

合格ラインをめぐる攻防――仏検準一級試験まであと5日

こんなもの書いてる場合じゃないぜ。でも今さら焦ったところでしょうがないだろう?――そんな気持ちのない混ざった、仏検試験5日前。まさにセンター試験前の受験生の心境。

まずは冷静に自分の置かれた立場を見つめ直してみる。

そもそも仏検を受け始めたのはいつだったか。正確には覚えていないが、2級に合格したのはおそらく、2008年の秋のことだろう。それからもう4年が経つわけだ。

準一級はこれまで二度受験している。一度目は2010年。ダメもとで受けてみて実際に全然ダメで、52 / 65 (獲得点/ 合格ライン)点の惨敗。

二度目は去年、2011年。仏検受験日まで500時間の勉強時間確保を目安に勉強。その目標は達成できたものの、試験のほうは67 / 71 点と4点の不足。

そのときはすでにこのブログをはじめていたので、その記録が残っている。恥を承知で引っ張ってこよう。

去年は完全に力不足で、10回受けても10回とも落ちるだろう実力でしたが、今年はいける気がします。たぶん、10回受けたら半分以上は受かるんではなかろうか、と思ってるのです…(中略)…さて、明日の試験、やることはやった!はず。なので、後はほんの少しの運を味方につけて、頑張ってきます。(11/19)

しかし、勉強した成果はほとんどなかったですね。前回は筆記試験 33/66 だったんですが、今回は
34/66 。つまり1点しか上がってないわけです。勉強のほとんどの時間をそこに費やしたにも関わらず…(中略)…自己採点した直後はもう勉強するの止めようかなと思いましたが、翌日問題を解き直してみて、これが今の自分の実力と思い直しました。(11/22)

と、ここまで書いて気付いたのですが、このブログで仏検の結果報告をしてませんでしたね。結果は、駄目でした!!4点足りなかった。でも去年に比べると格段の進歩です。今回はあと少し運があれば、という感じでしたが、来年は満点くらいとってやろうと思ってます。気持ちだけは。(12/27)

この恥さらしめっ!
一年後の今振り返ってみると、まぁ受かる実力になかったよな、というのが正直な感想。確かに、受かる可能性もあったのだけれど、それでは随分背伸びした結果になっていただろう。というかおそらく、二次試験に落ちていたに違いない。

と、ここまで振り返ってふと思ったことがひとつ。

これって、次落ちたらやばくね?

――うん、やばいよね。つーか、人間失格だよね。

確かに仕事には関係ないが、本来仕事の勉強に割くべき時間をこっちに割り振っているのでもある。要は出世に至る階段を順調に踏み外しながらやってるわけだ。ここまで来て、後戻りなんてなしだろう。またダメでした、なんてへらへら笑ってられるような状況じゃない。この道がリアル=金に続いていようがいまいが、関係ない。今さらそれ以外の選択肢なんてあるはずがない。

これが三度目の正直となるか、二度あることは三度あるのか、それは神のみぞ知る…。いや、努力した時間は裏切らない。才能?そんなものは糞だ。アンダードッグにはアンダードッグなりのやり方とプライドがある。前置詞が未だにわからない?それなら辞書丸覚えでいいじゃない。覚えたページは片っ端から食いちぎる。それぐらいの気概がなけりゃあ続かない。敗れてもなお、続けてきたからこそ与えられたチャンスじゃないか。

それにしても、30近くになろうとも、安泰とはほど遠いこの感じ。まさに戦力外通告を受けたプロ野球選手のトライアウト。一度も一軍で脚光を浴びぬまま戦力外になった男たちの 99.9% 敗退確実の戦い。

たとえ合格したってそれでも、今さら一流選手の仲間入りができるわけでもなく、一軍に上がることすら保証されていない。それなのに、なぜ続けるのか?オレはまだやれる、まだまだこんなもんじゃない。宙ぶらりんになったこの気持ち、中途半端・不完全燃焼のレッテルが貼られた人生を、頭を垂れて平然と生きていけるほど、できた人間じゃないんだろう?

二次試験会場でまた会おう…。

Au revoir et à bientôt !
 

0 件のコメント:

コメントを投稿