2012年8月15日水曜日

二つの時期

おはようございます。

ロンドンオリンピックが閉会したようですね。日本は過去最多のメダルを獲得したそうです。

さて、今回はそんな選手たちの活躍を見て、「(プロ)スポーツ選手になるにはどうすればいいか」を考察したいと思います。

もちろん人生で一生懸命スポーツをしたのが中学までという、こんな私に技術論や精神論を語る資格など望むべくもないでしょう。ここでは、おそらく誰もが一度は考えたことのある「才能」の有無について考えたいのです。

そもそも「才能」という言葉自体が曖昧なもので、なにを指しているのかよくわかりません。ここでは、「同じ年齢で同じ練習をしても生まれてくる差」と規定しましょう。

才能と呼ばれるものの本質を掴むことは私にはできませんが、最低限の輪郭を描き出すことは可能だと思われます。二つの時期によってそれを定めることができるでしょう。

ひとつはそのスポーツを始めた時期。早ければ早いほどいい、とはほぼ全競技に共通する要素でしょう。ここに異論のある人はいないのではないでしょうか。

もうひとつは生まれた時期、つまり誕生日です。

4~6月生まれの子供が1~3月生まれの子供の約二倍プロ選手になりやすい、という統計があります。(参照:同学年において誕生月の差が子供に与える影響

なぜそうなるかは言わずもがな。日本の入学式が4月だからです。9月が新学期の始まりであるヨーロッパでは、9~11月生まれの子供がプロになりやすいという、やはり同様の結果があるようです。

考えてみれば同じ学年でも4月生まれと3月生まれとではおよそ1年の開きがあるわけで、この差が子供にとってとても大きなものであることは疑うべくもないでしょう。

そして重要なことは、優秀であればそれだけチャンスも多くなる、ということです。むしろこのことが一番大きいのではないでしょうか。

結論としては、現在の日本においては4~6月に生まれるほうが、というよりは4月に近ければ近いほうがチャンスに恵まれているのは間違いと思います。もちろん、そのチャンスを掴めるかどうかは、本人の努力にゆだねられています。4月生まれの人がみな、プロスポーツ選手になれるわけではないのですから…。

次回は、この法則が他の分野、芸術や学問にも適用されるのか、考えたいと思います。

では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!
オリンピック!!

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