2013年4月30日火曜日

砂漠のオアシス ※男性専用

泥沼の予感。

フランス軍がマリで展開中の軍事作戦、セルヴァル作戦 / Opération Serval で昨日、一人の兵士が殺害された。今年の1月から始まった同作戦上、これが6人目の死者となった。イスラム系武装組織のマリ北部での蜂起が引き金となったこの戦争から、徐々に戦力を引き上げている最中のことだった。

この戦争に以前紹介したナイジェリアのイスラム武装勢力 ボコ・ハラム / Boko Haram も加わっている。

2002年、Mohammed Yusuf / モハメド・ユスフ によって結成された。創設当時は大学生や中上流階級出身の200人ほどの集まりだったようだ。2004年頃から活動拠点をニジェールとの国境付近に移し、警察を襲撃し、弾薬を奪うなどしていたようだ。

2009年に状況が悪化する。ナイジェリア警察はこの年、ボコ・ハラムの摘発に乗り出し、リーダーのモハメド・ユスフ逮捕に成功する。このときの治安部隊とボコ・ハラムとの戦闘で、700人以上の死者が発生。モハメド・ユスフはその後、収監中に脱走を図り射殺された。
その後は Abubakar Shekau を中心にグループをまとめ、現在もアフリカの各地でテロ行為を行っている。


一方でこんなニュースもある。

空調完備の部屋、競技用プールに映画館、サウナやスパ、トレーニングジムまで完備された豪華ホテル、じゃなく刑務所がサウジアラビアでお披露目された。

目的はもちろん、テロリストたちに英気を養ってもらい、次のテロ行為へと向かわせるため、ではなく、「対話と説得」によってジハード主義者たちを改宗させようという狙いだ。彼らに知的教育と心理的・身体的な安らぎを提供することで、テロ行為から足を洗ってもらおうというのだ。

テロリストたちが優遇される一方で、サウジアラビアの女性たちは、一人で外出することも、車の運転をすることも禁じられている。もちろん、夫以外の男性と会ったりすれば死刑ものだ。

さて、ここで問題です。もしあなたがサウジアラビアに生まれたとして、テロリストになりたいですか?それとも女性になりたいですか?

Au revoir et à bientôt !
2枚とも公開された刑務所内の様子(Crédits photos : AFP)


0 件のコメント:

コメントを投稿