2013年4月21日日曜日

事件性しかない

いつもどこかでなにかが起きている。

20日、中国の四川でマグニチュード7.0の地震があった。少なくとも156人が死亡、5000人以上が負傷した。15日にボストン・マラソンの途中で起きた爆弾テロ事件には、チェチェン共和国からの戦争難民の兄弟2人が関わっていたことが明らかになった。

フランスでは20日、カメルーン北部で2カ月に渡って拘束されていた人質7人が、無事解放されフランス本土の地を踏むことができた。

GDFスエズ(電気・ガスの供給で世界2位の売上高を誇るフランス企業)の従業員を含む7人は2月、ナイジェリア国境に近い場所に小旅行に出かけた際に誘拐された。

オランド大統領はカメルーン、ナイジェリア両国の協力に感謝するとともに、サヘル地域において未だ8名のフランス人が拘留されていることに言及することも忘れなかった。

この事件に犯行声明を出したのはナイジェリアのイスラムテロ集団、"Boko Haram / ボコ・ハラム"。「西洋教育は罪」を意味する彼らの要求は、ナイジェリアとカメルーン両国内で拘留されているメンバーとその妻、子供たちの解放だった。

ボコ・ハラムは今年の1月16日、日本人の人質7名も死亡したアルジェリアの天然ガス精製プラントを襲ったアルカイダ系武装勢力と繋がりがあるとされている。

あぁ、やっぱりアフリカは危ないとこなのね。なんて他人事の感想を述べてる場合じゃないだろう。日本では市民もマスコミも健忘症の進行が深刻だが、テロとの戦いは2001年9月11日以降、間断なく続けられている。

決してイスラムとキリストの対立にしてはいけない。みんなが思っているこの一線を安易に踏みにじった前アメリカ大統領の負の遺産が、今も世界の至るところに残され、大きな芽を出そうとしている。

「オバマ大統領、一緒に『悪の枢軸』と戦おう」
 by ウゴ・チャベス

Au revoir et à bientôt !
写真くらいほっこりするものを使おう。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿