2014年3月31日月曜日

記憶が僕を… / L'oubli me pousse et me contourne

記憶が僕を… / L'oubli me pousse et me contourne

記憶が僕を押しやり、忘れ去る
その滑らかな両脚で。
忘却もまた沈黙のほうに押しやられ
互い違いに取り囲む
お互いの考えは知り尽くしていて
今この瞬間を犠牲にし
互いの輪郭を取り違え
競い合ってやり直すのは
今この時を解きほぐす試み、
完璧な明晰さに近づけようと。
それらの試みすべてが心を重くし、
歩みを止めさせる。
ほら、ほら、また!また冷たくして!
それが彼らのやり口。
あぁ、遥か彼方に輝く星の
その脚に触れられぬものか。

前半から中盤にかけてがこの詩の主題を成す。もちろんテーマは忘却であり、ときにそれに伴い、ときに相反する沈黙である。忘れたから黙っているのか、あるいは覚えているから喋らないのか。この二つのあいだの差異を、表現しようとしている。

といっても、翻訳が上手くない。全体の意味がきちんと取れておらず、詩にまとまりが感じられない。これは勿論、私の反省点。

「語られないもの」のテーマは、次回 『不死身のバートフス』 でも取り上げる。今回はここまで。

Au revoir et a bientot !

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