2014年2月24日月曜日

その日太陽はいつもより深く沈んで / Le jour en profondeur...

その日太陽はいつもより深く沈んで / Le jour en profondeur bien plus que de coutume

その日太陽はいつもより深く沈んで
一人で夢の中の空ろに入り込んだ
そこでは移ろう紺碧だけが見えて
束の間の空は僕らを探し歩いた
それは僕らが定めた空の境界の、あちら側での出来事で
遠すぎたから、むしろ怖くなったんだ
だから僕ら目を伏せて、裸足のつま先で
惑星の振動を感じていたんだ

いかにもシュペルヴィエルらしい詩、という印象。ciel / 空、planète / 惑星、などは初期の詩集から繰り返し現れているモチーフだ。ここでもシュペルヴィエルは、一人の人間のミクロコスモスと彼を取り巻くマクロコスモスとが重なり合う瞬間を描くいているように思う。それは彼の、昔から追求してきた主要なテーマだ。

Au revoir et à bientôt !


0 件のコメント:

コメントを投稿