2011年9月7日水曜日

Pourquoi vous me trouvez le japonais? / どうして日本人だとわかるの?

おはようございます。

9月に入って朝夕はだいぶ涼しくなってきました。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、気をつけて過ごしてください。

さて、前回のアジア話を引き継いでの今回です。

フランスを旅行していたとき、現地の人に声をかけられたり、話をしたりする機会があるのですが、‘Vous êtes japonais?’ (日本人ですか?)と聞かれることがあります。稀に中国人と間違われる(というより、アジア系の顔の人=chinois と言っているだけなのでしょう)こともありますが、大抵間違われることはありません。

なぜか?

一つには、日本人の観光客が多い、という点があげられると思います。先に挙げたアジア人=中国人の感覚で、アジア人=日本人という等式に当てはめて話しかける、ということもあるでしょう。

日本人に共通の行動原理がある、というのも理由の一つかもしれません。一昔前に海外で流通していたと思われる日本人のステレオタイプと言えば、メガネ+カメラですが、そういった明らかにそれとわかる印でなくとも、ある出来事に対して、日本人がcatégorique な行動をしている可能性はあると思います。これは一つの文化ですね。

私が思うのは「距離感」です。見知らぬ人同士、友人同士、恋人同士の距離、それぞれ国によって違うわけで、それが挨拶の仕方にも表れてきます(逆かな?)。これもまた文化の一種と言えると思います。

私の思うに、日本人は「他人同士ではかなり遠いが、恋人(あるいは友人)同士では非常に近い距離をとる」国民だと思います。これは電車内で顕著だと思いますが、日本ではほぼ確実に二人掛けの座席に一人ずつ座っていきますよね?で、席はたくさん空いてるのに、二人では座れない、といった状態になる。

ではフランス人はどうか?と言われると正直に言ってよくわかりませんが、見知らぬ人同士の距離は確実に日本より近いと思います。特に見知らぬ人同士での会話というものが非常に多い、というより当たり前に交わされている印象です。まぁこれはあくまで旅行者の印象ですから当てになりませんが。

みなさんもぜひ、電車で他に空席があるにも関わらず誰かの隣りに座って、天気の話でもしてみてください。きっと怪訝そうな顔をされること請け合いです。もしかすると、相手が機嫌を損ねることもあるかもしれませんが、そこは自己責任でお願いいたします。

では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!
聖人たちが密着状態。Notre-Dame de Paris にて。

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