2011年9月14日水曜日

国民性と美意識

おはようございます。

前回のテーマを引き継いで、今回も日本人の国民性について。

その前に、「国民性」とひとくくりにすることが簡単にできるのか、してしまっていいのか、という思いはあります。

しかしながら、ある程度同一の社会的環境で育った人間が同じような習慣を持つことはごく自然なことと思います。あくまでそれは習慣であって、環境が変われば変わる、後天的なものと言えるでしょう。ですので同じ国内であっても、地域ごとに大きく環境が異なる場合には習慣も変わり、ひいては国民性に違いが出てくることになります。

なにが言いたいか?今の日本社会における(ある程度)共通的な習慣=国民性と呼びたいわけです。

さて、本題。
はじめてフランスに行ったとき、逆に日本を振り返ってみて感じたのが、日本の便利さでした。

とにかくなんでも便利、なんでもやってくれる。フランスにくらべて便利なところを羅列してみると、

・ 地下鉄などの車両が自動で開く
・ どこの駅にもエレベーター、エスカレーターが設置されている
・ 日曜日でもお店が開いている
・ 24時間営業のコンビニがある
・ 空調設備がほぼ完備
・ 安いホテルでも部屋にトイレ・風呂があり、お湯がきちんと出る
などなど・・・。
ようは日本人の国民性として、「利便性」を求めるところがあるんじゃないの?と言いたいわけです。

対してフランスはどうか。一旅行者の視点で見ると、「歴史性」こそフランス人の国民性を表しているのではないでしょうか。

とにかく古い建物を大事にする。パリの街中でもあちこちで年代物の建物を見かけます。というか、新しい建物をほとんど見ない。もちろん外観だけで、中身は現代的、という改装もなされているそうですが、多少の不自由さを我慢してでも、またそちらのほうがお金がかかるとしても、それを望む。その考え方が社会の様々な層まで行き渡っている…。

これは、もはや国民性ではなく、美意識ですよ、と言いたかったのでした。
今回はグダグダでしたが、このへんで。

では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!
古い(?)街並み。これで築何年くらいなんでしょうね

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