2012年7月15日日曜日

投げ出したところからやり直す

おはようございます。

先日、といっても先月末の話ですが、映画 『星の旅人たち』 を見てきました。

内容に関しては、巡礼の旅を描いたもの、とだけ言っておくとして、これを見て感じたことが二つ。

ひとつは、
「人は自分の人生を選ぶことはできない。ただ、生きるだけだ」
という登場人物のセリフ。もうひとつは 「祈り」 について。

――今回は前者について話したいと思います。

といっても、このセリフについて付け足すようなことが特別あるわけではなく、私が強い共感を抱いたって、それだけの話なんです。

それというのも、この映画を見た数日後、職場で異動の話があって、私が今年新しくできたところに行くことになったのです。

その仕事内容というのが、昨年まで勤めていた職場でやっていたものとほぼ同じ、ついでに言えば施設の形態も、役職も、その報酬もほぼ同じ。加えてその話があったのがちょうど、その前の職場を辞めた日とくれば、なんかしら天の配剤とやらが働いていると感じるのも不自然ではないでしょう。

この一年、いわゆるヒラの職でやってきて、やりがいは大してないけれど、責任も同様にない立場で、実に気楽に仕事をして、定時に帰っては仕事以外の人生を存分に楽しんでいたのですが、どうやらそんな生活にも終止符が打たれそうな予感です。

なるほど、人間にはあらかじめ与えられた「命」があって、それをやらずにはいられないようになっている、そんな気にさせられた出来事でした。

それを運命と呼ぶか宿命と呼ぶか、はたまた天命と呼ぶべきかは、今の私には測りかねているのですが。

では、また。
Au revoir, à la prochaine fois!

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