2011年10月4日火曜日

デンマーク、デンマーク!!

おはようございます。

もう10月も4日です。知人のブログにキンモクセイの香りが…と書いてありましたが、なるほど、確かに秋の訪れです。

今日は福祉先進国デンマークについて。

といってもデンマークについてなにも知らないので、wiki で少し調べてみました。著名な人物としては、物理学者のニールス・ボーア、哲学者のキルケゴール、童話作家のアンデルセンなどが挙げられています。あと、自転車競技チームのサクソバンク・サンガードもデンマークを本拠地にしていたんですね、知らなかった。

さて、本題。デンマークの福祉について。
今はそれほどでもない気もしますが、一時期は「福祉の理想=デンマークの福祉」という等式が成り立っているようなところがありました。

で、実際にそれを取り入れよう真似しようという動きが出るのですが、当然のように上手くいかない。それは何故か?

行政だけがやっても、現場だけがやっても駄目。その両方が同じ方向を向いて進むこと。
なおかつ、サービスの受け手が変わらなければ難しい。

というのも、やっぱり「人間」の捉え方が日本とヨーロッパでは違いますよ。その結果今現在できている「社会」が違う。日本人が作り上げてきた社会に欧米の考え方をそのまま持ち込んでも上手くはいかない。殊にデンマークの福祉のような限りなく社会主義的政策は、資本主義万歳国家日本とあまりに相性が悪いと思うのです。

西欧型の民主主義がアラブ諸国では上手くいっていないように、万国共通で使用可能なツールというものはなかなか見つからないものだと思います。もちろんそのような万能ツールを探す試みも必要ですが、まずはそれぞれの社会、環境、文化の違いにしっかりと目を向けることが、遠回りなようですが、誰もが暮らしやすい理想的な福祉国家の樹立のために必要なことではないでしょうか。

それでも、私が思う今すぐにでも日本で広めたい要素がひとつ、それは「バリアフリー」の概念。

なにを今更、と言われるかもしれませんが、この考え方の根っこの部分が上手く伝わってないように思うのです。
どういうことか、を書こうと思ったら長くなりそうなので次回に。

では、また。
Au revoir, a la prochaine fois!
本文に全然関係のない、アンリ・ルソーの絵。オランジェリー美術館所蔵

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